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ブランドマネージャー DAILY&GUIDE

大晦日にやってみるといいこと

2021.1.29 | 

一昨年、知人から教わり、
初めてやってみて、良かったと思うことを
こちらでお伝えしたいと思います。

大晦日、これをやっておくといいよ!と。

それは「自宅に日本酒を撒く」。
(撒くといっても本当に撒くのではないので御安心を)
日本酒は日本の国酒でもありますし、
「稲霊(いなだま)」と呼ばれる霊力が宿っています。

稲霊は元旦に来られる「年神」様ととても相性がいいので、
そのエネルギーで空間をきちんと整えておく、
というのが開運アクションと言われています。

地元の蔵元のお酒、日本酒を選ぶ際は、
アルコールの添加がない「米と米麹」を
原料としたものを選んでください。

人や家はその「地」が土台となっているので、
「地」には感謝の気持ちを。
そしてそのお酒を「玄関&水回り&土地の四隅」に撒きます。
マンションなど集合住宅にお住まいの方は、是非ベランダなど野外で。

水回りは問題ないけれど、玄関に撒くのは…と思われる場合(私も)
お猪口に入れて置いておけば良いと思います。
ちなみに「日が暮れる前」に済ませて、
同じ日本酒で夜は酒風呂を楽しんだり、年越そばと一緒に楽しんでも良いでしょう。
慌ただしい年末も、落ち着いて穏やかに締めくくれますように。

お酒を飲まずに使うなんて、勿体ないわ~と
思われる方も多いと思いますが、

お酒は基本的に「飲む」というより
「頒かちあう」もの。(わかちあう、と読みます)

昨年、伊勢神宮に行った時に
金杯(盃)を買いました。

その説明文に
「どうぞ、お頒かちください」と書かれていました。

この「頒」という字は?
領収書の「領」みたいだけど、違うし(笑)

調べてみると
わける。わけあたえる。また、広く行きわたらせる。

と出てきました。

日本酒は「頒布会」という形の販売が多いです。
それって現代の「サブスクリプション」の走りみたいなもので(笑)

生み出された源を
広くみんなでわかちあう、行きわたらせる、ということか?

と。

それならば、飲む楽しみもあれば
家や地に感謝を伝える道具でもあるのではないか、と
私なりに解釈しました。

「それやって、どうなるの?」
と言われると私は答えることができませんが、
やってみて
じわっと「今年もやろうかな」と思えることは
きっと、やってみると「やって良かったな」と
思えることですので、伝えさせていただきました。